旧飯田測候所の歴史

建築当時の旧測候所

旧飯田測候所の歴史
旧飯田測候所は大正11年(1992年)12月に竣工、翌12年(1923年)1月1日より観測が開始され、平成14年5月に市内高羽町へ移転するまで、ここで観測が行われました。
飯田市にあっては、昭和22年(1947年)に発生した飯田大火の被害を免れた貴重な建築物のひとつです。
敷地内には、ソメイヨシノの大木があり、この木を基準に飯田下伊那地方の桜の開花宣言が昭和28年以来発表されてきました。平成14年に同市高羽町の高羽合同庁舎に移転し、同18年に測候所が無人化され、開花宣言は廃止となっています。
県内には飯田のほかに、諏訪・松本・軽井沢に測候所がありましたが、いずれも無人化され、「特別気象観測所」に移行しています。したがって、旧飯田測候所の庁舎は県内の気象観測の生き証人として貴重な遺構となっています。

敷地の概要
旧飯田測候所は風越山麓から天竜峡に向かう、北西から南東に伸びる屋根の先端にあります。5千平方メートルを超える敷地があり、庁舎・付属屋・測風塔が残されています。測風塔は当初は庁舎に設置されていましたが、昭和35年に別棟の事務所上に設置されました。
旧飯田測候所の敷地は、飯田市が平成19年10月に国から取得しています。